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kaneiri “Jomon paper gacha box” – Package Design by bebop / 縄文「紙のガチャ箱」パッケージ

kaneiri “Jomon paper gacha box” – Package Design by bebop / 縄文「紙のガチャ箱」パッケージ

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縄文モチーフをテーマにした紙箱仕様のガチャBOXデザインを担当しました。今回の設計は、ビジュアルよりもまず「コスト」からスタートしています。一般的なプラスチック筐体は初期費用が高く、在庫リスクも伴います。観光施設や小規模イベントでは、予算や保管スペースの制約から導入が難しいケースも少なくありません。そこで、あえて紙箱構造を採用しました。ミニマムロットで制作可能。輸送コストを抑えられる軽量設計。在庫を抱えず、必要数だけ展開できる仕組み。

大量生産前提のガチャではなく、期間限定や小規模展開にも対応できる現実的な構造を目指しています。ビジュアル面では、縄文の文様を装飾として貼り付けるのではなく、箱の面構成そのものに落とし込みました。渦や曲線を「構造線」として再解釈し、面の分割や視線の流れに活用。模様を載せるのではなく、構造の中に組み込むことで、余計な印刷工程を増やさずに縄文らしさを成立させています。

色設計も同様に、インパクトのある2色構成を採用しています。多色印刷は避け、コストを抑えつつ視覚的な強度を出す方向へ。色数を絞ることで、印刷コストを抑えるだけでなく、視覚的にも強い記号性を持たせる。遠目からでも認識できる明快さと、近づいたときに感じる密度。その両立を意識しています。また、子どもから大人まで利用するプロダクトであるため、視認性と操作性も重視。縄文という歴史的モチーフを扱いながらも、現代の店舗空間に自然に置ける佇まいを目指しました。予算制限の中で、どこまで導入しやすい文化プロダクトにできるか。ミニマムな色数、シンプルな構造、そして縄文の本質的な造形性を活かしたガチャBOXデザインです。

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