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パッケージの中心となるのは、東北6県を想起させる地図の構成と、「東北」のタイポグラフです。その中に北を示す方位磁石を組み込むことで、東北という場所を指し示す象徴的なビジュアルとしました。単に地域名を記載するのではなく、かたちとして東北を感じられるように構成しています。
インクのパッケージは小さなプロダクトであるからこそ、情報の整理と視認性が重要になります。限られた面積の中で、シリーズとしての統一感を持たせながら、それぞれの色の個性が埋もれないよう、文字の配置や余白の取り方を細かく調整しました。タイポグラフィは情報であると同時に、パッケージ全体の印象を決めるグラフィック要素として機能しています。インクは、使う人の手の中で初めて体験になるプロダクトです。そのため、店頭で見たときの印象だけでなく、手に取ったときに静かに記憶に残る佇まいを目指しました。東北L-INKのパッケージは、地域の色や物語を過度に説明するのではなく、インクというプロダクトを通して東北という場所の気配が自然に伝わるよう設計しています。 小さな箱の中に地域の広がりをどう閉じ込めるか。東北L-INKはインクのパッケージを通して、東北という輪郭を静かに可視化するグラフィックプロジェクトです。
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