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書籍紹介 / 血肉になった、デザインを磨く本気の10冊。コスパも最高でした

書籍紹介 / 血肉になった、デザインを磨く本気の10冊。コスパも最高でした

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Amazonの注文履歴を整理していたら、昨年の購入件数が信じられない数に達していました。その多くは、デザインの資料や技術書です。日常の中で、ふと思考が止まり、手が止まってしまう瞬間があります。でも、そんな時こそ本を開き、誰かの思考に触れるようにしています。これまで「bebop」としてアウトプットしてきたデザインの裏側には、いつもこれらの本がありました。デザイン書はかっこいい書籍が多いですが、その分お値段も張りますよね。僕も気に入った装丁のものは購入しますが、今回は少し視点を変えて選んでみました。「信じられない言語で綴られていて、それでいて圧倒的に参考になる。しかも、お手頃。」そんな、お値段以上のパフォーマンスを纏(まと)った10冊です。履歴の中から、実際に購入し、自信を持っておすすめできるラインナップをご紹介します。

僕がデザインを始めたばかりのころ、何度作っても、どれだけ時間をかけても、どうしても憧れるデザイナーの制作物には届かない時期がありました。レイアウトがバラバラで、タイポグラフという言葉さえ知らなかった。選んだ色は、なぜかちぐはぐ。行き詰まって、真っ白な画面の前で途方に暮れていたあの日の自分に、真っ先に手渡したいのがこの10冊です。

ここには、デザインの最初に必要な基本のすべてが、圧倒的な説得力を纏って凝縮されています。難しい専門用語で煙に巻くのではなく、直感的にも理解させてくれるやさしさがあります。まずは、この本たちを開くこと。それが、迷路から抜け出すための最短ルートかもしれません。どれも、お値段以上の価値がある10冊です。

BEST_01 / ポール・ランド、デザインの授業
20世紀を代表する巨匠であり、最高の教育者でもあったポール・ランド。彼が学生たちに語りかけた「伝説の講義」が凝縮された一冊です。難しい理論を押し付けるのではなく、鋭い洞察力と、時折まじるユーモア。デザインとは何か?という本質を、目からウロコが落ちるような言葉で解き明かしてくれます。

BEST_02 / けっきょく、よはく。
余白は空いているスペースじゃなくて、それ自体がデザインなんだと気づかされる1冊。レイアウトがバラバラで、しかも埋めるが正義だと思っていました。悩んでいた自分に引き算の勇気を教えてくれた、お値段以上の価値がある1冊です。

BEST_03 / ほんとに、フォント。
タイポグラフなんて言葉を知らなかったころの僕に見せてあげたい本です。フォント選び一つで、デザインの温度がここまで変わるのか、と驚かされます。センスの問題だと諦める前に読むべき、まさに値段以上の価値を纏った教科書。

BEST_04 / あたらしい、あしらい。
レイアウトの基本はわかった。でも、憧れるデザイナーのようなあの雰囲気が出ない。そんな時に必要なあしらいの引き出しが詰まっています。株式会社インジェクターイーさんの書籍は学びが深いです。

BEST_05 / あるあるタイポ。
文字は打つだけじゃなくて、作るものなんだと気づかせてくれる本。特別なソフトの技術がなくても、ちょっとしたアイデアで文字が表情を持ち始める。その楽しさを教えてくれます。参考にするだけでデザインのクオリティが跳ね上がる、お値段以上の凄みがある本です。

BEST_06 / たのしいロゴづくり
ロゴってどうやって作るの?という根本的な問いに、一番やさしく答えてくれた本。アイデアが形になるワクワク感をそのまま伝えてくれます。形が出てこないと苦しんでいたぼくに、考えるヒントをたくさんくれました。

BEST_07 / 3色だけでセンスのいい色
色が多すぎて散らかってしまう。そんなぼくに、まずは3色だけでいいんだよと教えてくれた本。意外と困る色の組み合わせが、パッと見ただけで直感的に選べます。色選びで迷走して、結局どれも正解に見えなくなる、そんな迷路から最短ルートで抜け出させてくれる。

BEST_08 / ブランディングデザインの教科書
デザインをかっこよく作ったその先、どうやってブランドを育てていくのかを教えてくれる本。難しい経営の理論ではなく、考え方の地図が丁寧にまとめられています。小手先のテクニックだけで限界を感じていたぼくに、デザインが持つ本当の力を気づかせてくれました。

BEST_09 / 不滅のデザインルール
デザインには、時代が変わっても古くならない不滅の法則があります。この本は、それを圧倒的なビジュアルと説得力で突きつけてくれます。初心者のころにこれを知っていれば。まさに、お値段以上の凄みを纏った一冊です。

BEST_10 / なるほどデザイン
最後にご紹介するのは、もはや説明不要かもしれません。デザインを志す人で、この本を知らない人はいない。それほどまでに愛され、読み継がれている伝説的な一冊です。デザインは、勉強するものではなく、楽しむものなんだ。ページをめくるたびに、そんなメッセージが飛び込んでくるようです。難しい専門用語で煙に巻くようなことは一切ありません。タイポグラフィ、写真の扱い、色の選び方、そして何より何を伝えるかというデザインの本質。それらすべてが、まるで魔法のようにスッと、直感的に頭に入ってきます。自分には才能がないのかもと落ち込んでいたあの日のぼくに、この本をそっと手渡してあげたい。センスは、特別な才能じゃない。この本の中に散りばめられているなるほど!という発見の積み重ねなんだよと。デザインという終わりのない旅を続ける中で、何度読み返しても新しい発見があり、そのたびに背筋が伸びる思いがします。お値段以上の価値がある一生モノの教科書です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。今回ご紹介した10冊は、どれもぼくが歩き続ける中で、折れそうな心を支え、視界をクリアにしてくれた大切な相棒たちです。デザインの世界は広大で、時に自分がどこを走っているのか分からなくなることもあります。でも、この本たちを手に取ってきたぼくが今思うのは迷うこと自体が、遠回りに見えて実は一番の近道だったということです。本を開き、誰かの思考に触れる。その積み重ねが、いつか自分だけの言葉や形になっていきます。もし、あなたが今、真っ白な画面の前で立ち止まっているのなら。まずはこの中の一冊を、お守り代わりに手にとってみてください。

BEST_01 / ポール・ランド、デザインの授業
BEST_02 / けっきょく、よはく。
BEST_03 / ほんとに、フォント。
BEST_04 / あたらしい、あしらい。
BEST_05 / あるあるタイポ。
BEST_06 / たのしいロゴづくり
BEST_07 / 3色だけでセンスのいい色
BEST_08 / ブランディングデザインの教科書
BEST_09 / 不滅のデザインルール
BEST_10 / なるほどデザイン

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